上場企業の個人情報漏洩・紛失事故は増えている

個人情報保護法が施行されてから十数年が経過し、個人情報保護はすっかり社会に定着したかのように見えます。多くの企業では、定期的に全社員教育を行うなど、個人情報保護に積極的に取り組んでいます。それでも、個人情報の漏えい・紛失事故が減らないのはなぜでしょうか。

東京商工リサーチ社の上場企業を対象とした調査によると、個人情報の漏えい・紛失件数は2013年の107件をピークにいったん減少したものの、2014年70件、2015年87件、2016年89件と増加傾向にあります。

個人情報紛失・漏洩事故の原因の多くはうっかりミス

事故原因として最も多かったのは「紛失・誤廃棄」の191件(45.0%)、次いで「誤表示・誤送信」が85件(20.0%)、「ウイルス感染・不正アクセス」が83件(19.6%)となっています。原因の大半が、実は「誤り=うっかりミス」にあるということになります。

個人情報保護研修で「うっかりミス」はなくせるのか

では「うっかりミス」はどうすればなくせるのでしょうか。残念ながら、人のうっかりミスを完全になくすことは困難です。一般論による研修実施も一定の価値はあるものの、やはりその効果は限定的になりがちです。

しかし、社員の一人ひとりが自社の環境や自身の業務をふまえて「日々の業務のなかで気を付けるべきこと」を理解できる研修が実現できるならば、社員の行動はいくらか変わりやすくなるのではないでしょうか。

当社では、多くの企業のさまざまな施策をeラーニング制作という形でお手伝いしてきました。その経験から、研修やeラーニングの学習成果というのは、受講者の行動変容にあると考えています。

個人情報保護研修をなぜeラーニングでやるのか?

もし、これまで個人情報保護研修を集合形式だけで実施されていた教育ご担当者様には、是非eラーニングでの実施をご検討いただきたいと考えています。理由は以下の3つです。

理由その1:全社員に受講を徹底できる

個人情報保護研修は、派遣社員やアルバイトの方も含め、全従業員に受けてもらい、周知徹底する必要があります。しかし、集合研修の場合、「忙しい」などさまざまな理由で欠席が多く、複数回の学習機会設定や個別対応が発生し、結果的に発生する膨大なコストを容認するか、周知徹底を諦めるかのどちらかになりがちです。

一方、eラーニングであれば、従業員の受講しやすさに加え、未受講者へのリマインドも容易です。さらに、各部署の受講率をまとめることも容易であるため、管理職に知らしめるだけで現場での働きかけを促すこともできます。

なお、EPのeラーニングの受講修了率は95%以上。豊富な実績をもとに、貴社での受講修了率を高めるサポートもいたします。

理由その2:全社員に「すぐに」受けてもらえる

集合研修の場合、中途入社の従業員や不定期に入社するアルバイトの方への研修は、タイミングが合わずに、入社後しばらく経ってからとなってしまうこともあり、大きなリスクを生んでしまいます。

EPの個人情報保護eラーニングは、年間契約で、いつでも受講者登録ができるため、「知っていれば避けられたミス」を防ぐことができます。

理由その3:全社員に、効率的に「一定の理解」を促せる

集合研修は、講師の質によって受講者の理解度に差が出てしまう傾向あります。また、1時間程度の研修時間を要することが多く、受講者の集中力も途切れがちになってしまいます。

個人情報保護のような、全従業員に「一定の理解」をしてもらいたいものは、eラーニングで短時間の研修にまとめることで、効率的・効果的な教育実施が可能です。

さらに、eラーニングの受講結果は簡単に集計できるため、理解度の低かった部署にのみ集合研修を別途実施するなどで、教育全体の効率・効果をさらに高める方法もあります。

個人情報保護研修の詳細はこちらからご覧ください

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