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お知らせ

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最も多くの人が「インシビリティだ」と感じるのは、「舌打ちや鼻で笑うなど、見下した態度をとる」言動という結果に。

当社の提供するeラーニング教材「【標準レッスン】ハラスメント防止研修2025」で実施しているアンケートについて、中間集計を実施しました。

Q.ハラスメントとはいえないものの、ビジネスシーンにおいてイラっとさせられる(相手をイラっとさせる)言動を「インシビリティな言動」といいます。
以下の言動で、あなたが「インシビリティな言動」だと感じるものをすべて選んでください。(複数回答可)

※出典:選択肢はハラスメント研究の第一人者である(株)クオレ・シー・キューブ社作成の資料より引用しています

<選択肢>

  1. 言い分を聞かない
  2. 相手にほとんど関心を示さない
  3. 職場にふさわしくない言葉(あだ名)で相手を呼ぶ
  4. 無視したり、仕事仲間から外したりする
  5. 会議に遅れたり中座したりして、その理由も言わない
  6. 相手が望まないプライベートな話題につきあわせる
  7. 話をするとき相手を見ない
  8. 相手に何かしてもらっても、感謝しない
  9. 舌打ちや鼻で笑うなど、見下した態度をとる
  10. 話を途中で遮る
  11. 不必要に人を待たせる
  12. 相手の判断を信用しない
  13. その他(具体的に御記入ください)
  14. このなかにインシビリティな言動と感じるものはない

<集計結果>

株式会社エデュテイメントプラネット提供の「【標準レッスン】ハラスメント防止研修2025」アンケート回答を集計

n=4,682 2025年1月~7月に実施した研修から、有効回答のみを集計
株式会社エデュテイメントプラネット提供の「【標準レッスン】ハラスメント防止研修2025」アンケート回答を集計 n=4,682 2025年1月~7月に実施した研修から、有効回答のみを集計

結果についての考察

本結果は、弊社のeラーニングを受講いただいた複数企業様の結果を横断的に集計していますが、どの企業様でも、おおむね同じような項目が上位に来る結果となっています。「舌打ち・鼻で笑うなどの人を見下した態度」「無視や仲間外れ」「言い分を聞かない」などの上位にあがった言動が、自社組織のなかで行われていないかどうかを確認することは、ハラスメント防止に向けた有効な一手となりそうです。

また、最も回答数の少ない選択肢(話をするとき相手を見ない)でも回答数が2,000を超えていることから、複数の選択肢を選んだ人が多いことがわかります。
なお、「その他」と回答した人の傾向としては、以下のような回答がみられました。

 

【マナーの欠如、礼儀を欠いた態度】

  • 挨拶をしても返してもらえない
  • お願いや依頼をするときに返答がない

【態度や感情のムラ】

  • 気分で対応が変わる
  • 感情的な返答や、不機嫌な態度

【ジェンダー・役職・立場等による偏見・決めつけ】

  • 相手が正規雇用か非正規雇用かで態度を変える
  • 社内の女性を“ちゃん”付けで呼ぶ

【業務上の不誠実・非協力的な対応】

  • 業務連絡を放置したり、共有しなかったりする
  • 嘘をついたり、その場しのぎの発言をしたりする

【一方的なコミュニケーション】

  • 回答や理由を述べてくれない
  • 指示や回答が曖昧で、態度で反応を読み取らされる

インシビリティな言動は、一つひとつは些細な言動の場合もありますが、積み重なると相手の不快感を高めたり、場合によっては相手に「ハラスメントだ」と受け取られることもあります。ハラスメントには至らなかったとしても、インシビリティな言動は職場の生産性を低下させるため、減らしていくべき言動です。

インシビリティな言動について学ぶことのできるeラーニングで、職場における不適切な言動についての共通認識を醸成することができます。

なお、本調査は2026年1月頃に、2025年の調査結果・全体集計をあらためて発表する予定です。