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反社会的勢力とは~排除条項の重要性とリスク管理のポイント

7月を迎え、2025年度も下半期戦略について検討が本格化する時期となりました。事業拡大や新規市場開拓のフェーズでは、新規取引先の選定や既存契約の更新などの動きが活発になります。そうした重要な局面でのリスク管理として押さえておきたいのが「反社会的勢力」への対応です。

反社会的勢力とは何か

反社会的勢力とは、暴力団のことだけではありません。法律による明確な定義はありませんが「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」と捉えることができます。これらの勢力は、通常の企業装って活動している場合も多く、表面的な情報だけでは判断が困難なケース少なくありません。初期のやりとりだけでは相手が反社会的勢力だと気づきづらく、そのまま取引を進めてしまうリスクが高まっています。 

反社会的勢力排除のための対策

新規契約時の有効な対策のひとつが、契約書への反社会的勢力排除条項(暴力団排除条項とも呼ばれています。)の盛り込みです。この排除条項には、相手方が反社会的勢力でないことの表明保証、万が一反社会的勢力であることが判明した場合の無催告契約解除、損害賠償の請求権などを明記することが一般的です。東京都暴力団排除条例などでは、こうした排除条項を定めることが事業者の努力義務となっています。
既存の契約についても、定期的な見直しが重要なポイントとなります。更新時に反社会的勢力排除条項を追加したり、覚書や確認書で補完したりする対応が望ましいといえます。
社内体制においては、各部署が得た懸念情報を集約する仕組みづくりなど、組織全体での取り組みも重要です。 

基礎知識を身に付けてリスク管理を強化

うした対策を効果的に実施するためには、従業員一人ひとりの知識とスキルの向上が不可欠です。当社の「反社会的勢力排除の基礎知識」ではクイズ形式の学習を通して、反社会的勢力との関係遮断の意義を理解し、対応のポイントを押さえることができます。組織全体の対策レベルを向上させることが可能です。 

▲動画や事例を通して反社会的勢力と関係を持つことのリスクを学びます。 

クイズや解説を追加するなど、貴社のご希望に合わせたカスタマイズも可能です。お気軽にお問せください