eラーニングの効果最大化に欠かせない「修了率」アップ
せっかく導入したeラーニングも、受講者が最後まで学習を完了しなければ、その効果は十分に発揮されません。実際、「受講開始率は高いが、修了率が低い」という課題をお持ちの教育ご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。本コラムでは、eラーニングの修了率を高めるための具体的な施策をご紹介します。
eラーニングにおける修了率とは
修了率とは、eラーニングを受講開始した人のうち、最後まで学習を完了した人の割合を指します。企業研修の成果を測る重要な指標であり、人材育成の効果を左右する重要な要素です。
eラーニングの修了率は、対象となる受講者の数や、教育施策全体の運用方法によっても大きく異なります。担当部門から「必ず受けてください!」と必須受講を強く推奨されたeラーニングと、「いつでも良いので、できるだけ受けてくださいね」と言われているeラーニングとでは、修了率に大きな開きが出るのは当然です。そのうえで、80〜90%以上の修了率であれば「高い」といってもよいでしょう。
なぜ修了率が低下するのか
修了率の向上は、教育投資の効果を最大化するだけでなく、コンプライアンスリスクの低減にもつながります。高ければ高いほどよいわけですが、昨今のように年間で多くのeラーニング教育が実施される環境では、受講者に「教材を最後まで受講してもらう」=修了率を高めるにも工夫が必要です。
受講者が学習を途中で諦めてしまう主な理由には、以下のようなものがあります。
- 学習する時間が確保できない(業務多忙)
- 教材の内容が難しすぎる、または簡単すぎる
- リマインドや督促がなく、受講を忘れてしまう
- 学習の意義や必要性が理解できていない
これらの課題に対して、適切な修了率向上のための工夫を講じることで、受講完了率を大幅に改善することが可能です。
修了率を高めるさまざまな工夫
1. スモールステップ設計
全体の学習時間が20分程度のeラーニングだったとしても、1章あたりを5~15分程度の短い単位で設計しておくことで、スキマ時間でも学習しやすいつくりになります。業務の合間の受講を想定すると、途中で受講を中断し、中断したところから再開できることは必須。また、モバイル対応により、通勤時間や休憩時間でも学習できる環境を整えるというのも一つの有効な手段です(ただし業務時間外の受講推奨は、労務管理の観点で注意が必要な場合もあります)。
実際に、当社のeラーニング受講者様にも極端にログイン時間の長い方がいらっしゃいますが、これらの方は、eラーニング画面を開きつつ業務のため途中で離脱し、別の日に続きから受講を継続されていると想定されます。
2. 適切なタイミングでのリマインド
受講の意思はあるのに、単純にeラーニング受講を「忘れてしまう」ことは、珍しくありません。そのため、メールや社内システムを通じて、定期的に受講者にリマインドを送ることは、修了率向上に直結します。ただし、過度な督促は逆効果になるため、受講者の状況に応じた適切な頻度・タイミングでの通知が求められます。
eラーニングの開講期間中に必ず押さえたい、リマインドタイミング
- 受講開始時の案内
- 受講期間半ばころのリマインド
- 受講期間終了間際の最後のリマインド
3. 学習の意義の明確化と、内容の自分ゴト化
「なぜこの研修を受ける必要があるのか」を事前に明確に伝えることが重要です。法令遵守やリスク回避だけでなく、個人の実務にどう役立つのか、なぜ今このスキルを身に付けた方がよいのかを示すことで、受講者の主体性を引き出します。
当社では、eラーニング内容のカスタマイズも受けていますが、お客様がカスタマイズをご希望される背景にあるのが、「自社の内容によりフィットした教育施策で、受講者の学習に対するモチベーションや納得度を高めたい」というものです。実際、自社の事例もふまえてカスタマイズしたeラーニングには、受講者から「自分の仕事に引き付けて学習できてよかった」といった感想も寄せられます。
4.受講者を飽きさせない教材設計
昨年度受けた研修と同じ見た目、同じ内容の研修では、受講者が「またこれか…」と思い、学習モチベーションが下がるのも当然です。ハラスメント防止のような毎年やならければならない研修であっても、少なくとも数年に一度は内容を刷新することが求められます。
当社が毎年内容を更新する「標準レッスン」は、お客様からの「毎年教材の内容を変えたい!」というお声に応えられるeラーニングとして開発したもの。今年も2026年版をリリースしています。
動画やインタラクティブ要素など、受講者が前向きに取り組める教材設計も重要です。当社では、eラーニングは「気が付いたら学習を終えていた」というのが理想形だと考えています。
GRONIA plusの修了率向上機能
当社のeラーニングサービス「GRONIA plus」は、修了率向上を重視し、以下のような工夫を教材に盛り込んでいます。
- 途中離脱/再開が可能なeラーニング教材
- PC・スマートフォン・タブレット完全対応
- 学習の冒頭で、動画等で受講者の学習意欲を高める設計
- Q&A形式で進められる、「読むだけ」にならないeラーニング構成
▲インタラクティブ性のある導入コンテンツや、Q&A形式の解説で、受講者の学習負担は少なく、学習効果は高いつくりとなるよう、教材を常にアップデートしています
また、当社ではお客様の修了率アップを支援するサポート体制を重視しています。そのため、 メールを利用したリマインド機能利用時のご支援もしています。
これらの工夫や機能により、大規模実施を含んだ多くの導入企業様で平均85%以上の高い修了率を実現しています。特に、管理者の負担を軽減しながら、受講者の自律的な学習を促進する設計が好評をいただいています。
まとめ
eラーニングの効果を最大化するには、単に質の高い教材を用意するだけでなく、受講者が最後まで学習を完遂できる環境づくりが不可欠です。
GRONIA plusは、修了率向上のための各種工夫を実装しており、人事・研修担当者の皆様の業務負担を軽減しながら、高い教育効果を実現します。教材サンプルもすぐにご覧いただけますので、お気軽にお問い合わせください。


