知っていますか? ハラスメントの芽となる「インシビリティ」
日常の些細な言動が発端・発展し、ハラスメントとなるケースは少なくありません。そのような「ハラスメントの芽」となり得る言動・ふるまいのなかには、「インシビリティ(礼節の欠如)」と呼ばれるものがあります。
インシビリティとは?
インシビリティとは、日本語で「礼節の欠如」と訳されます。「相手の行為がハラスメントなのかどうか迷う」というようなふるまい、ちょっとした違和感や不快感を覚える態度や言動が該当します。
たとえば以下のような行為がインシビリティに当てはまります。
- 相手の発言や挨拶を無視する
- 無関心な態度や冷たい言葉を投げかける
- 自分がミスをしても謝罪しない
職場におけるインシビリティの影響
インシビリティな言動は、些細かつ個人的な問題にも思えますが、積み重なることで職場の人間関係に悪影響を与え、ひいてはハラスメントに発展する可能性もあります。
職場におけるインシビリティは、個人だけでなく、チーム全体や組織に以下のような悪影響を及ぼします。
メンタルヘルスへの悪影響
インシビリティが日常的に繰り返されると、受け手はストレスを抱えやすくなり、メンタルヘルスの低下につながることがあります。
生産性の低下
一緒に働くメンバーの仕事へのモチベーションや仕事の質を下げる可能性があります。
職場環境の悪化
受け手の不快感を招き、周囲の人の働きづらさを高める可能性があります。
インシビリティを防ぐためのポイント
インシビリティな言動を減らしていくには、「なぜそのような言動が職場で問題視されるのか」について、また、インシビリティの対極ともいえる「リスペクト」を持った言動について、全員で共通の認識を持つことが大切です。
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