“eラーニングで従業員のマインドチェンジが実現し、男性の育休取得率向上という成果につながりました。”
実施対象:約3,700名
教材:マタハラ・パタハラ防止研修
インタビュー
HRサービス ご担当者様
研修実施を、男性の育休取得率向上の一助に
マタハラ・パタハラ防止についてのeラーニング研修実施にあたっては、特に男性の育休取得率を高めたいという背景がありました。当社は、女性の育休取得率は100%ですが、男性の育休取得率は高いとはいえず、課題となっていました。
法改正に伴い、社内制度の整備といった対応は進めましたが、男性の育休取得率向上にはマタハラやパタハラについて知ってもらうことも欠かせないと考え、教材を探していたところ、EP社のeラーニングをみつけました。
▲マタハラ・パタハラ防止研修 画面イメージ
グローバルに事業を展開している当社では、日本で働く多様な国籍の従業員が教材を受講するため、日本語と英語の両方に対応しているeラーニングを探しましたが、なかなか見つからずに苦労しました。マタハラ・パタハラ防止のeラーニング教材はたくさんあると思いますが、多言語対応しているものは非常に数が少なく、その点EP社に英語版教材の用意があったことは、採用の決め手のひとつとなりました。
eラーニングでも「マインドチェンジ」ができるという手ごたえ
マタハラ・パタハラ防止研修の実施で、男性の育休取得率向上につながるような教育効果を得るには、教材受講が従業員のみなさんのマインドチェンジにつながる必要がありますが、「eラーニングでマインドチェンジができるのか」という心配はありました。
こうした懸念点もふまえていくつかのeラーニングを比較検討しましたが、EPの教材は、
- 教材内で男性の育休取得についての背景や必要性が、データなどをつかって客観的に説明されている点
- 法改正の内容についても押さえられている点
- 「これはダメ」というNG例だけでなく、「こうすればよい」といった具体的なアドバイスがある点
などを、マインドチェンジを促すことのできる内容として評価できたため、採用に至りました。
教材付属のアンケートでは、受講者から以下のような声をもらうことができ、eラーニングでマタハラ・パタハラ防止や育休取得についてのマインドチェンジができたという手ごたえを感じることができました。
▼受講者の方の声(一部抜粋)
- 大変勉強になった。良く理解できた。分かりやすく、良い研修内容だった。有意義だった。意識の向上に必要な研修だった。図やグラフがありわかりやすかった。
- 男女問わず、誰もが休みやすい職場環境・業務体制づくりが必要だと思う。業務の標準化やマニュアル化をこれから進めていこうと思う。自分の何気ない言動に気を付けたいと思う。
- 本人へのリスペクト、周りへの配慮、ちょっとした言動が傷つけてしまうなど、気を付けないといけないと思った。今回の研修で反省するべき所が多かった。
「eラーニングで学習して終わり」ではなく、最後にアンケート記入欄があることで受講者自身も意識を高めることができました。また研修事務局としては、アンケートで受講者の「生の声」を集めることで当社の課題に気づけたことも、今回の研修で得られた成果です。
カスタマイズで「思い」も伝える
今回のマタハラ・パタハラ防止eラーニング研修には、当社独自の内容を盛り込む「カスタマイズ」もさせていただきました。法改正が行われ、社内規則も改定されたので、せっかくの研修機会にそのような内容を盛り込みたかったのはもちろんのこと、当社の意向、思いも、カスタマイズによってしっかりと伝えることができたと感じています。
当社における、男性の育休取得に関する規則改定以降、特に男性従業員の育児休暇・休業の取得者数や日数が以前より増えています。これは、規則改定とともに行った本eラーニングのひとつの明確な成果といえるもので、当社が男性の育休を推進していくうえで、この「マタハラ・パタハラ防止研修」は、従業員の知識の理解と意識改革に非常に役立ったと感じています。また、男性の育休取得促進のみならず、当社が目指している「誰もが働きやすい職場環境」や「ワークライフバランス」の構築につながっていると思います。