実施対象:約3200名(一般職および管理職)
コンテンツ:eラーニング「Q&Aで学ぶ働きやすい職場づくり」 ※ASPにてご利用

インタビュー

企画管理本部CSR部
部長 石川 英男様
   栢本 梓様(法務・コンプライアンスグループ)

「研修して終わり」ではないのは、EPのeラーニングだからこそ

当社では、講義形式での階層別コンプライアンス研修を実施していますが、講義形式の研修は、全般的に研修終了後にアンケートなどをとっても、そこから得られる受講者のフィードバックがあまりないという課題感がありました。

今回、ハラスメントに関するeラーニングを実施して感じたのは、アンケート部分に率直な意見を書いてくれる受講者が多かったということです。eラーニングは対面ではないので、受講者の方が意見を書きやすいという面があるのかもしれません。率直な意見は、今後のハラスメント防止対策をどうしていけばよいかということについて、大いに参考となります。研修が「やって終わり」にならないのはeラーニングを実施してよかったと感じている点です。

教育機会の提供で、「隠れパワハラ」もなくしていきたい

自社の状況を見ていると、暴力などのあからさまなパワハラ問題よりは、むしろ指導なのかパワハラなのか判断しづらい言動や、本人は指導のつもりだが実はパワハラになっているような「隠れパワハラ」ともいえる問題が少なからず存在しているのではないか、との実感があります。

「隠れパワハラ」も防止していくには、どんな言動がハラスメントに当たるのかということについて、正しい知識を広く知ってもらうことが重要です。今回のeラーニングは、そのような機会にもつながったように思います。

Q&A形式で、ハラスメントについての「気づき」を与えられる

数あるeラーニングのなかからEP社の教材を選んだのは、EP社の教材がQ&A形式で構成されていたからです。今回のeラーニング施策では、受講者にハラスメントに対する「気づき」を得てほしいというねらいがありました。eラーニングのなかで出題されるクイズの目的は、良い点数をとってもらうことではなく、間違えたときに受講者に「あれっ?」と思ってもらい、その後解説を読んで「気づき」を得てもらうことだと考えています。EPのQ&A形式は、まずクイズがあり、その後解説という流れになっているので、「気づき」を与えるためにぴったりだと考え採用しました。

当社ではeラーニングのほかに、ハラスメント防止のための小冊子を派遣社員も含め職場で働く人全員に配布するなどして、全社での「ハラスメントに対する正しい知識の習得」を目指しています。今回のeラーニングで得られたアンケート結果を社内にフィードバックするなども会社の実情を共有する意味でも有効だと考えているので、今後の施策に生かしていきたいです。